エクソンモービルについて
エクソンモービルは米国に本社を置く、石油メジャー最大手の総合エネルギー企業であり、
エネルギー資源の探鉱、生産、輸送、精製、販売といった石油ビジネス事業全てを行っています。
完全網羅とは凄いですね!!
現在の世界時価総額ランキングでは11位になっています。
この企業の何が凄いって…
年間の売上高は、とある一国のGDPを超え
、強烈無比な財務力と
イチ企業にもかかわらず、独自の外交と政治活動を展開できるほどの「権力」を有した超巨大企業であるということです!
シンプルに銘柄分析を見てみましょう。
エネルギーセクター(生活必需品)であるエクソンモービルは景気動向に強いディフェンシブ銘柄と言え、安定した…
…というのが本来の性格だと思うんですが、「石油」となるといささか不安定要素が強いタイプになるようです。
まず、振れ幅が大きくチャート的にも安定していないのがわかります。
政治経済、世界情勢といった要素が強く反映されてしまい、
さらには、数年前から米国内で「シェールガス」革命が起き、石油需要が低下するなど様々な要因で乱高下してしまう特性があります。
それだけではなく、再生可能エネルギー(風力・ソーラー)などのクリーンエネルギー需要も年々強くなっていくという、石油事業者にとっては逆風揃いとなっています。
そんなこともあり、
ここ数年は売上高や収益性の低下が強く表れています。
最新の情報では、地球温暖化や増え続ける世界的異常気象のリスクを抑えるために、石油など化石燃料に関する企業の株や債券を手放していこう! …という流れが出始めているようです。
そのため、株価の下落、収益性の悪化、株主への還元率低下…
といった懸念がさらに追加されてしまいました(;^ω^)
今のところ、コスト管理などによりキャッシュフローを増加させて高い財務体質を維持し、なおかつ増配も毎年欠かさず株主還元も良好のようです。
配当利回りは約4%、増配記録は36年と素晴らしい記録であります。
ココがポイント!!
不安要素が色々と出てしまいましたが、
石油エネルギーは産業の血液
なんて言われたりするように、今後数十年に渡って需要が無くなるなんてことは、まず考えられません。
先進国などは優れたテクノロジーによってエネルギー需要の性質が変わるなんてことはあるかも知れませんが、
「石油」には絶対的な価値があります。
燃料用途だけでなく、化学製品を生産するために欠かせない物質でもあります。
世界人口も増えていきますし、石油や石炭、天然ガスといったエネルギーの需要は増え続けていくことだけは間違いないでしょう。
そんなわけで、
自分はエクソンモービルに投資を続けていくつもりであります(^^♪
もちろん、動向の注視は欠かさないようにしていきます。