ボーイングについて
ボーイングは、
米国に所在する、航空機や宇宙機器を開発製造する世界最大の企業であります。
軍用機(戦闘機)も製造しています。
中型・大型機では世界で60%ほどのシェアを誇ります。
最も有名で、最強と名高い「F-22ラプター」は、
ロッキード・マーティン社とボーイングが共同開発した第5世代ステルス戦闘機であります。
最近の動向としては、大型機から小型機の製造を重視するといった流れがあり、
ブラジルの小型航空機大手「エンブラエル」社の買収が決まりました。
チャートを見ていきます。
2012年あたりから軽く上昇したのち、2016年あたりまで停滞し、
ちょうどドナルド・トランプ氏が大統領選で「大統領」になったあたりから急激な伸びを見せましたが、
2018年に「米中貿易摩擦」が勃発してからは再び低迷しているように見受けられますね。
しかし、数年単位で見ても、売上高と純利益はわずかに上昇傾向があるようです。
セクターは「資本財」にあたり、景気に左右されやすい特徴があるので注意が必要です。
株価の伸びに対して、配当性は低いため、配当利回りは約2%と、やや低い水準になります。
増配に関しては、株価低迷時期を脱してからは滞ってはおらず、まずまずの5年増配記録となっているようです。
すでに株価の割高感は否めませんが、米中貿易摩擦に決着がついた後、
今後の業績次第では、キャピタル・インカム両面を狙っていける銘柄と言えるかも知れません。
また、先進国では宇宙事業も活発化していきますので、ボーイングの関わり方が気になるところです。
個人的には、軽く投資を続けていくつもりであります。