ゼネラル・エレクトリックについて
GEは、米国コネチカット州に本社を構える多国籍コングロマリット企業であります。
コングロマリットとは、様々な異種事業を行っている複合企業体になります。
それによるメリットとして、
技術・技能、ブランディング(ブランド価値を共有し顧客への価値も高められる)などを互いに所有や転用ができ、利用範囲を拡大させられ、
事業不振に陥った場合、比較的安易かつ法的リスクも軽減しながら事業再編や解体などを行いやすくできるとのことです。
デメリットは、メリットの真逆作用した場合、業績不振に陥りやすい。
※まさに、今現在のGEが直面している問題になります(;^ω^)
GEは、製造業(エンジン、モーター、家電、医療機器など)、
金融業(不動産、銀行業など)、←事実上撤退
メディア産業に石油事業など多種多様であります。
エンジン部門だけは突出して世界シェアがあり、
航空機エンジン、船舶に産業用と、GEの稼ぎ頭となっています。
最近の動向として、
株価下落に歯止めがきかなったGEは、ダウルールに基づき、
とうとう、6月下旬に
「NYダウ」から除外されてしまいました。
Σ(・□・;)
そのため、ダウ構成銘柄によるインデックスファンドはGE株を売却する必要が出来、売りに売られ、
今現在「底値」ともいえるような株価になってしまいました…。
GE除外による空席には世界最大規模のドラッグストアチェーン企業
「ウォルグリーンブーツアライアンス」社が構成されました。
GEは今後、業績不振に陥っている事業の絞り込み(売却)を進めていき、
利益率の高いヘルスケア事業、航空機事業、電力事業を主軸にしていくとのことです。
2018年の中間決算では、売上高に純利益は市場予想を超えていたようです。
現在、業績不振によりすでに減配に踏み切ってはいますが、
直近の配当利回りは約3.8%と高水準となっています。
しかしながら、
市場では株価10ドルを下回る可能性も示唆されており、
すでに配当減配もされていますので、
今現在では、配当利回りだけで投資先にGEを選ぶことは
全くオススメできない状態になっている
…のではないでしょうか。
今後、足を引っ張っている事業を全て手放し、
主力事業中心にしていくようなので、投資に関しては、
業績回復と株価上昇の兆しが見え始めてから
でも遅くは無いと思われます。
ピンチの後にチャンスありってね♪
自分はそうなることを期待しながら静観していきます('◇')ゞ