テスラについて
テスラは、
米国カリフォルニア州に本社を構える電気自動車製造会社であります。
また、電気自動車関連品やソーラーパネルなどの製造も手掛け、
2010年には日本のパナソニックと共同で電気自動車用の次世代バッテリーの開発にも着手しています。
実はトヨタとも、電気自動車の共同開発を行うための提携契約も行っていましたが、協業の進展が上手くいかず、2016年に提携を解消していたようです。
銘柄について見ていきます。
自動車製造業は景気に左右されやすい特徴の通り、乱高下が激しく、全体的に上昇傾向なのは見てとれるのですが、
それ以上に、常に油断を許さないようなチャートの動きをしています。
このような動きをしてしまうのには、「テスラ」なりの理由もあるようです。
それは、まず
ガソリン車でもないハイブリッドでもない、100%の電気自動車という先進的技術車であるということで市場からの期待値が高く、
EVブランド車のシェアは世界ナンバーワンを誇ります。
しかしながら、製造(生産)基盤は他の自動車企業と比べるまでもなく脆弱であり、
開発研究費用と製造コストに対して販売台数と売上利益のつり合いが取れていなく、
常に赤字決算を計上し続けています。
また現在の電気自動車は使用メリットとデメリットが両極端に存在しており、
メリット面では、
燃料が電気なのでガソリン代より安く、充電環境があればどこでも充電が可能であり、環境面の負担が少ない(排ガスや二酸化炭素)、走行音が極めて静かな点などがあり、
デメリットは、
社会的に充電可能な設備の圧倒的な少なさ、その為の設備投資費用、充電に掛かる時間、専用バッテリーの問題、航続走行距離の問題など、課題が山積みであること。
もうひとつ、大きな問題(?)があります。
それは、テスラ社CEOの「イーロンマスク」の言動や働き方にあるようです。
最近の問題では、「株式の非公開化」のための資金を確保したと明言し、市場にどよめきを起こしておきながら、その後に撤回宣言をし、連邦検察局から詐欺の捜査をされてしまったり、
タイの洞窟で少年たちが閉じ込められた事案の中で、とある不謹慎発言をしたり、
決算発表でアナリスト達の質問にイライラしだし、わざと突き放した態度をとったり、
インタビュー生中継で大麻吸引をしたり…
…これらのような情報が出回ることで、毎回株価が乱高下してしまっているのです。
イーロンさんは色々と個性的な人であるということです! (;^ω^)
(天才の考えは凡人には理解できないものです(笑)
また、イーロンマスク氏は「スペースX」社のCEOも兼任しており、
働き過ぎて不健康状態らしいです。
もっといろいろあるんですが、とりあえずこんな感じです(笑)
テスラは無配当でキャピタルしか狙えず、
上記のように動向がよくわからないハイリスク・ハイリターンな銘柄と言え、
短期売買が良いかと思われます。
自分は投資をせず、静観していきます。
今後次第では気が変わるかも知れません…